学生の活躍
世界中で活躍する所属生・修了生の声スイスローザンヌ大学への1年間の留学で獲得したスキルを帰国後も異文化チームワークで発揮
環境・社会理工学院 土木・環境工学系 土木工学コース 飯塚 叶恵さん (2023年度上級修了)
グロ理に所属したきっかけ
私は入学当初は留学についてあまり考えたことがありませんでした。しかし、大学受験で培った英語力をさらに伸ばしたいと漠然と思っていたため、TOEICなどの語学テストを無料で受ける支援が得られるグローバル理工人育成コースに魅力を感じ、所属することに決めました。所属後は、TOEICを無料で受ける機会をいただき、大学1年で参加した超短期派遣の前後で語学力向上を確認することができました。そして、最終的には学士課程の卒業時に、コース中級を修了することができました。
グロ理で何をしたか
修士課程に進学してからはグロ理の上級に所属して、スイスのローザンヌに1年間留学することを決めていました。これは、学部1年の時に軽い気持ちで参加したシアトルへの10日間の超短期派遣がきっかけでした。私の人生初の留学でしたが、海外で生活し勉強する難しさと楽しさが分かり、長期留学への挑戦を決断する後押しとなりました。
(左)シアトル超短期派遣の仲間
(右)ワシントン大学の学生との交流
長期留学のため出発までの半年は、上級の修了要件に含まれる語学の授業を履修しました。具体的には、英語のライティング・スピーキングやローザンヌの現地語であるフランス語の授業を履修し、留学に向けて自信をつけることができました。
留学中は、自分の専門である交通工学に関する授業を英語で履修したり、研究を行ったりしました。現地に行ってからの数か月は友達との英語での会話についていけなかったり、研究の打ち合わせで考えを上手く伝えられないことがあったりと苦労しましたが、次第に慣れてスムーズにコミュニケーションが取れるようになっていきました。また、海外で授業履修、研究を行ったことで、自分の専門について英語で議論する能力が向上し、自信に繋がりました。
(左)1年留学したEPFLにて
(右) スイスのスキー場の雲海
留学後は、上級の「グローバルリーダーシップ実践」の授業で、多様な文化背景を持つメンバーで構成されたチームで、リーダーに求められる要素は何かということについて、自分の中で留学中のグループワークを思い返しながら学ぶことができました。授業内のグループワークでは、ドイツ人、タイ人のチームメイトと、時間が限られている中で協力し効率よく作業することが求められ、文化による考え方の違いをはっきりと実感しつつも、仲を深めながら作業することができました。この授業は、留学後に英語力をキープするのにも役立ちました。
グローバルリーダーシップ実践の授業のグループ
グロ理が大学生活や将来計画においてどう役立ったか
留学で履修した授業で、今まであまり知らなかった分野について興味が湧き、留学から帰ってから修論のテーマを決めるきっかけとなりました。また、留学中に英語で研究を行った経験から、英語で研究を説明する力もつき、英語での修論発表も質疑応答含め上手くすることができ、コースで一番の評価をもらうことができました。
また、留学を通じて様々な国出身の友達ができ、留学から帰ってからも積極的に大学にいる留学生と交流するようになりました。海外の友人と交流することで、自分の視野が広がり様々な考え方に気づかされます。これは自分の価値観や興味に大きな影響を与えていると感じており、今後も大事にしていきたい繋がりとなりました。
留学前は海外の生活や就職に対するイメージが全く湧きませんでしたが、留学を経験し、海外での生活にも慣れ、自分はどこでもやっていけるという自信がつきました。また、海外での人間関係、街での人々の雰囲気、日本と異なる職場環境なども実際の生活や人との交流の中で分かり、海外で働くことも将来の選択肢の一つとなりました。まずは日本の企業で働く予定ですが、その経験を持って将来はヨーロッパで働きたいと考えています。
忙しい時代に、なぜグロ理の活動をするのか
大学生活は自分の可能性を広げる機会であると考えています。授業履修や留学といったグロ理の活動を通して得られた経験・知見は、価値観・考え方に影響を与え、また将来必ず役に立つと感じています。私自身留学に挑戦することで、英語力を大幅に向上させるだけでなく、多角的な視点を得ることができ、さらには将来海外で働くという選択肢も見出すことができました。
グロ理のおすすめポイント
グロ理に所属することで、TOEICや英語学習を支援するオンラインのプログラムe-learningも無料で受けられる機会があります。また、グロ理の修了要件の授業を履修する中で、語学力向上だけでなく、異文化への理解を深めることができます。逆に、所属することで必ずしも修了しなければならないというプレッシャーもないので、留学を考えているいないに関わらず、少しでも英語や海外に興味があるならまずは気軽に所属してみることをお勧めします。