学生の活躍

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    グローバル理工人育成コース シンポジウム2019:講演レポート2

    グローバル理工人育成コース シンポジウム2019:講演レポート2

    「意識低い系の僕がMITに留学するまで~一歩踏み出した先に広がる世界~」 中畑 育歩(物質理工学院 材料系 材料コース 修士2年)

    「意識低い系の僕がMITに留学するまで ~一歩踏み出した先に広がる世界~」
    中畑 育歩 (物質理工学院 材料系 材料コース 修士2年)

    <グローバル理工人歴>
    ▷学部2年
    2017年3月:フィリピン超短期派遣プログラムに参加
    ▷修士課程
    2018年9月:工学部金属工学科 早期卒業とともに、東京工業大学大学院入学
    2018年10月〜2019年8月:マサチューセッツ工科大学に研究留学
    2019年9月:ヨーロッパ周回

    現在:物質理工学院 材料系 材料コース 修士課程2年 (小林郁夫研究室 所属)


    高校で経験したカナダでの2週間語学研修。授業を受けながらホームステイをし、その時に感じたあの生き生きとした光っているような優しいような心が落ち着かないあの感覚。”文化の違いのおもしろさ””単語が通じる”という「わくわく感」と同時に、”語学力””コミュニケーション力”についての「力不足」を感じ、留学への大きな興味に繋がっていきました。その感覚をもう一度確かめたくて、留学のしやすい東工大に入りました。

    しかし、そこで待っていたのは周りのレベルの高さからなる圧倒的劣等感。受験勉強で学問を表面でしか学習してこなかった自分と奥深くまでやり込んできた周りとの間に文字通りの壁を感じ、1年生の後期は履修も大してせず学校にあまり行かなくなっていました。

    なんとか2年生に進級すると、「お主のその虚無感を覆してやろうではないか」と自ら現れたように見えた2年生の専門科目。専門科目では皆がゼロからのスタートとなり学校に行くようになり、そして授業もわかるようになり、周りが見えてきました。少し余裕が出てきた頃に我に返り、東工大に入った目的である「留学」について考えるようになり、グローバル理工人育成コースに真剣に取り組むようになりました。留学生TAとの課題解決型授業である「グローバル理工人入門」や、パックン(パトリック ハーラン)先生の「現代社会」、英語でのプレゼン技術を学ぶ授業など、専門科目とは全く違う学びの楽しさを実感しました。

     

    フィリピン超短期派遣(学部2年生春休み)

    いずれは長期留学で欧米に行きたいと思っていたため、長期留学の準備という位置づけでもあったフィリピン超短期派遣プログラムへの参加を決めました。

    プログラムでは、10日間の日程にて、大学で授業の受講、研究機関などを訪問、現地学生との交流といった内容が含まれていました。この経験では、少し英語力が上達したかなという感覚を得たと同時に、英語力や専門力の不足を感じ大きな焦燥感に包まれました。

    左)ご飯をくれたママさん達と子供達 / 右)土砂降りの市場で一人たたずむ男

     

    留学準備 〜計画編〜
    長期留学については、語学留学、研究留学、インターンシップ など、さまざまな留学の形があるなかで、どの形式が自分に合っているのか迷いがありました。その過程で、根底には、将来の進路について迷いがあることに気づきました。具体的には、自分の専門の学問を活かす (=研究職、大学に残って博士課程)方向に進むのか、または専門の学問を活かさない (=ビジネス方面に就職)の方向に進むのかということです。そのため、トップレベルの大学において研究留学をすることで、自分の進路の方向性を見極めよう!と決心しました。

    また、留学期間とタイミングについても考えた末、3年と半年間で学部を卒業をし、1年半で修士課程を早期卒業することによって、修士の卒業時期を遅らせないよう計画を立てました。

     

    留学準備 〜実行編〜

    留学の形
    マサチューセッツ工科大学(以下、MIT)は東工大の海外協定校ではないため、東工大が提供しているプログラムはなく、私費留学という選択になりました。
    そのため、留学先で所属する研究室を見つけるためには、自ら受入許可をもらう必要があります。自分からMITの教授に受入願いのメールを送ることで猛烈にアプローチをし、Skypeでの面接を経て、MIT側の研究室の受け入れが決定しました。

    経済面
    早期卒業により節約できる1年分の東工大の授業料にあたる資金を充てたり、「トビタテ留学JAPAN!」という奨学金プログラムにて補助を受けていました。

     

    マサチューセッツ工科大学(MIT)への留学

    2018年10月1日から2019年8月31日の期間にて、Department of Materials Science and Engineering(材料工学科)のTasan Group(タシャン研究室)に所属しました。

    新チタン合金の破壊のメカニズムに関する基礎的な研究をしていました。研究留学での成果などは、別の機会にてご紹介します。

    左)大学の目の前に流れるチャールズ川とヨット達   右)研究室のメンバー

     

    MITでの研究生活やその後の欧州周回を経て、留学を通して感じてきた「わくわく感」と「力不足」は常に感じているものの、その背景が変容していることに気が付きました。長く海外に滞在したことで、外に目を向けたことによって、より内に目が向き、日本のことを知ろう、自分自身のことをもっと知ろうと思うようになりました。また語学力不足よりも、日本への理解度や自分の行動力に力不足を感じ始め、帰国後の現在に至るまで、日々邁進中です。

    留学をしようと思う人にとって気になる就職活動については、ボストンキャリアフォーラム(留学中の日本人や留学経験者向けの就活イベント)に参加したことで、内定も頂けています。


     

    後輩への還元として

    トビタテブランドマネージャーの東工大代表を務め、留学機運を高めていく活動をしています。交流会なども開催しています。Facebookの「東工大留学コミュニティ」というグループにて交流会の告知など行っているので、留学に少しでも興味がある方、是非ご参加ください!

    FLAPの立ち上げ

    東工大内の留学界隈をより活性化するためのコミュニティを立ち上げました!留学に興味はあるけど、一歩踏み出せない人に対するサポートを行っています。

     

    まとめとして、参考に伝えたいことを3つお伝えします。

    ※あくまで個人的感覚であり、異論を認めます。

     

    1.留学に行くリスクよりも行かないリスクの方が大きい。

    万人が留学に行く必要はない。しかし、自分自身と世界の未来を考えたときに、どの業界でもグローバル化は進んでいく。そういった中で近い将来、留学という経験はオプショナルではなく必須になってくると思う。

    2. 外に踏み出せば、今までよりも内が見える。

    日本にいるだけで日本のことは知り尽くせないし、自分がいる環境に止まっているだけでも自分の潜在的可能性を見出すことは難しい。一歩外に出るだけで目に飛び込んでくる世界が違って見える。

    3.人とのつながりは超大事。今すぐに隣人を愛せ。

    自分も留学前はそこまで感じていなかったが、今は心の奥底まで感じる。何がメリットで何がデメリットでとかいう話ではなく、人間として生きていくことそのものと直結していると思う。

     

    その他の学生の活躍

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