留学レポート

世界で学ぶ東工大生

フランス超短期海外派遣プログラム(2018夏)ショートレポート

2018年10月16日

  • ヨーロッパ
  • フランス
  • 3カ月未満
  • グローバル理工人育成コース 超短期海外派遣プログラム
  • アールゼメティエ

2018年の夏休みに実施したフランス超短期海外派遣プログラムの参加者によるレポートです。
(報告者:学部2年生/情報理工学院 情報工学系 )


フランス超短期派遣は9月10日から9月21日までの日程で行われ、1年生から4年生までの13人の学部生が参加しました。派遣内容は、ソルボンヌ大学やアールゼメティエといったフランスの教育機関の訪問、ルノー社のテクノセンターへの企業訪問、国際機関であるOECD(経済協力開発機構)への訪問でした。

活動内容

ソルボンヌ大学は理学・工学・医学を専門としている大学で、世界大学ランキングでも50位以内に入る非常にハイレベルな大学です。ソルボンヌ大学ではプラズマや効率的な実験の仕方についての講義を聞いたり、現地の学生との交流をしたりしました。交流の時間は僕たちの東工大についての紹介も含めて1時間半程度と短かったですが、みな積極的に交流をし、参加メンバーの中にはLINEやfacebookの連絡先を交換して、後日一緒に食事に行った人もいました。

ソルボンヌ大学での学生交流

アールゼメティエは、グランゼコールと呼ばれるフランス独自の教育制度の中で運営され、質の高い教育が維持されている教育機関です。ソルボンヌ大学は高いビルなどもあり近代的な感じだったのに比べ、アールゼメティエは歴史を感じられる伝統的な校舎でした。アールゼメティエでは、大学の説明を受けたり、風力タービンの講義とその実験をしている研究室の見学などをしました。また、現在アールゼメティエに留学している東工大生を含む二人の日本人学生に、 アールゼメティエへの留学について、またフランスでの日常生活など色々なお話を聞かせていただきました。

アールゼメティエでの研究室見学の様子

 

ルノー社テクノセンターOECDは、普通では入ることのできない場所に招いていただき貴重な経験ができました。ルノーでは、実際に開発をしている現場で、その部署で働いている技術者の方から直接説明を聞きました。OECDではニュースなどで見るような国際会議をする会議場で、担当者からOECDに関する説明をしていただきました。

OECDの会議場にて

所感

今回の派遣でフランスという異文化を体験し、海外の教育機関を実際に見学し、留学中の先輩に話を聞け、海外留学に対しての興味が非常に深まりました。また、ソルボンヌ大学の学生との交流やお店の店員さんとの英語のやり取りで、相手の言葉が理解できなかったり、こちらの言いたいことを英語で表現できなかったりした経験から、もっと英語の学習をしなければならないなと思いました。

今回の超短期派遣プログラムへの参加を通して、これからの学習のモチベーションが上がりました。

また、今回の派遣プログラムでは自由行動の時間もとられており、現地で仲良くなったソルボンヌ大学学生の案内もあり、それぞれ数人のグループに別れて観光も楽しむことができました。フランスといえば観光大国であり、エッフェル塔や凱旋門、ルーブル美術館、ベルサイユ宮殿などパリとパリ近郊だけでも有名な観光地が多くあり観光に困ることはなかったです。また、パリの普通の町並みも石造りの装飾が施してあり、飽きることがありませんでした。さらに、フランスは料理やスイーツが美味しいことでも有名なので、滞在中何度もメンバーでカフェやレストランに食べに行き、そのどれもがとても美味しかったです。スイーツもケーキ、マカロン、クリームブリュレ、クレープなど見た目にも可愛く、味もとても甘くて美味しかったです。ただ、フランスはパン文化であり、白米はアジア料理店に行かないと食べられないので滞在の後半になってくると日本の米を使った食事を恋しがっていたメンバーも多かったです。
   

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