学生の活躍

    世界中で活躍する所属生・修了生の声
    大倉山国際学生フォーラムに参加して

    大倉山国際学生フォーラムに参加して

    工学部3年 田中道大

    グローバル理工人コースでは、東工大生がより幅広い国際的な視点を持って活躍していけるよう、豊富なプログラム・イベント等が用意されています。グローバル理工人コースに登録していれば時々メールが届くと思いますが、そこにはこれらのイベント等が紹介されています。僕はその中の一つである、日米の学生交流を目的とした大倉山国際学生フォーラムに参加しました。
    ここでは、日本の大学生(東工大、慶応大学、横浜市立大学、東京大学)と、ハーバード大学の学生が交流するこという機会を得ることができました。

    会場となった横浜市大倉山記念館

    会の中では、ロバート・キャンベルさん、舘鼻則孝さんの講演会を聞きました。印象的だったことは、舘鼻さんが日本文化を海外へ発信する仕方でした。花魁(オイラン)がはいていた厚底の靴から発想を得て、ヒールレスヒールと呼ばれるレディーガガが履いている靴を作り世界に発信したのはすごいと思いました。

    舘鼻さんがつくったヒールレスヒール

    会終了後、チャイナタウンで集合写真

    会終了後、チャイナタウンで集合写真

    ハーバード大学の学生は英語がとても速く、聞き取れないことも多かったです。しかし学生同士ではきはきと話すことができ、とても楽しかったです。彼らは、MITの学生の方がハーバードの学生より頭がいいんだよ、と謙虚に話していました。
    また、会の終了後には多くの参加者が横浜へ観光しに行くなどして限りある時間を全力で楽しんでいました。

    交流会でうちわを作った時

    交流会でうちわを作った時

    今回のイベントを通して大きく感じたことがあります。それは自分の考えを伝えることの大切さだと思いました。ハーバードの学生たちはものすごいスピードの会話でどんどん話が進んでいきました。その中で自分が彼らの話を理解し終わる前に話題が変わってしまったり、みんな笑っているのに自分だけ話についていけず、笑えないということもよくありました(笑)。途中さえぎってでも自分のスピーキングペースで自分の話題に持っていくぐらいの度胸が必要だと思いました。やはり英語力もそうですが、自分の考えを伝える発信力や度胸も、とても重要な要素だなとひしひしと感じました。

    一方で、このイベントに参加して、自信を得たこともあります。このイベントには他大学の日本人学生も20名ほど参加していたのですが、参加する前まで、自分は他大学の学生よりも相当英語が劣っているのだろうと思っていました。とても不安だったのですが、実際参加してみると、他大学の人と思いのほか差がなく、別に東工大生だからといって英語が苦手だという固定観念的なものはまったく感じませんでした。これはいい意味で自信になったと思います。

    僕は1年次からこのコースに所属して、これまでにTOEIC・TOEFL受験、e-Learningや超短期海外研修など数多くの機会・恩恵をこのコースから受けてきました。
    東工大での国際化推進のために用意されたプログラムの豊富さ、さらに資金面でもこれほど充実した大学は少ないと思います。この恵まれた環境の中で、グローバル理工人コースに所属をし、いろいろとトライしてみると、自分が成長できるたくさんのチャンスを得ることができるはずです。まずはアンテナを張ってメールやHP、留学の手引きなどをチェックして情報を集めてみましょう。気になるのもがあればチャレンジしてみればいいのです。チャレンジしたって何も失うことはないですし、むしろ得られるものの方が多いはずです。

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