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    グローバル理工人育成コース シンポジウム2019:講演レポート3

    グローバル理工人育成コース シンポジウム2019:講演レポート3

    「スウェーデン“短期留学”と“長期留学”を通して得たもの」 山浦 由也(生命理工学院 生命理工学系 生命理工学コース 修士2年)

    「スウェーデン“短期留学”と“長期留学”を通して得たもの」
    山浦 由也 (生命理工学院 生命理工学系 生命理工学コース 修士2年)

    <グローバル理工人歴>
    ▷学部4年
    2016年8月 スウェーデン超短期派遣プログラムに参加
    ▷修士1年
    2017年8月~2018年6月 スウェーデン王立工科大学に派遣交換留学


    「留学したことを後悔している人に会ったことがない。」

    私が、留学の決断をするにあたり少し後押ししてもらった言葉です。この言葉が、学部生の自分の中でどこかにずっと引っかかっていました。そんな私が経験した、グローバル理工人育成コースでの活動をご紹介します。

    ●留学に行くまで(学部1年から学部4年)

    1)グローバル理工人育成コースへの所属から修了に向けての授業履修(学部1年から3年)

    私は学部1年の時に、グローバル理工人育成コースに所属しました。所属した理由は、何となく留学に興味があったから、そして英語力を高めたかったからです。コースでは、「グローバル理工人入門」、「英語口頭表現」、池上 彰先生の「現代日本を知るために」などの科目を履修して国際性を少しずつ身につけていくことができました。ただこの時期は、主にサークル活動に打ち込んでいたため、留学等の海外プログラムに興味はあったものの、海外に行くことはありませんでした

    2)長期留学への憧れと短期留学参加の決断(学部4年)

    そんな中、転機になったのは、学部4年になり、研究室に所属したことでした。授業の数は減り、自分のテーマを持ち研究活動をするという風に学生生活が今までと大きく変わりました。研究の面白さと難しさを実感する日々でした。そして、研究室の先輩方からスウェーデン留学の体験談を聞いているうちに、スウェーデンでの研究に対する憧れが強くなっていきました。しかし、私は旅行も含めてそれまで海外に行ったことがなかったので、いきなり長期留学に行くという決断をするのは難しく感じました。そこで、長期留学へのステップとして、コースで紹介されていた約2週間のスウェーデン超短期派遣プログラムに参加してみることを決めました。

    3)短期留学に参加(学部4年)
    この短期派遣プログラムでは、3つのスウェーデンの大学を訪問し、講義に参加したり、学生交流等を行ったりしました。また、スウェーデンの企業も訪問しました。この短期プログラムを通して、長期留学に向けての課題と収穫を得ました。
    まず課題は、英語力です。また、引率の先生方や他のメンバーにサポートしてもらうことが多かったので、主体性ももっと必要だと思いました。一方で、収穫は、海外で国際交流することの面白さを強く実感したことです。そして、スウェーデンを直接体感できたことにより、長期留学へ行きたいという気持ちが強くなったこともあり、長期留学を決断しました。
    しかし、皆さんにアドバイスをしたいこととして、長期留学に関してはすぐ行けるというものではなく、思っていたよりも準備期間が長かったため、長期留学を考えている場合は早めの計画をお勧めします!

    現地の学生との昼食

    現地の学生との集合写真

    ●長期留学(修士1年から修士2年)

    長期留学での目標
    長期留学の大きな目標として、グローバルに活躍できる研究者になることを掲げました。その中で私は、この目標を達成するために、3つのスキル(専門性×語学力×経験)が重要と考えました。それぞれのスキルを磨くことをより具体的な目標として設定しました。
    私の留学スタイルは、派遣交換留学先で、研究室に所属し研究活動をするというものでしたが、この3つのスキルを磨くために、具体的にどんな活動をして、どんなことを学んだかをそれぞれご紹介します。

    『専門性』- グローバルな研究室での研究生活
    写真のように、留学先では、私の専門である、計算生物学を扱っている研究室に所属させていただくことができました。全部で50人ほどの研究者がいる規模が大きく、グローバルな研究室でした。
    面倒を見てくださった教授の方から、研究テーマをいただき、研究活動に励みました。具体的には、定期的に教授や研究室のメンバーとディスカッションを行いました。さらに、研究報告会で研究進捗をプレゼンし、フィードバックをいただきながら研究を進めました。この研究経験は本当に有意義なものでした。そして、スウェーデンでの研究活動を通して、専門分野を深く学ぶことができたと感じています。

    セミナー後の集合写真

    お世話になった教授の先生方

    『語学力』-授業履修と日常生活を通して
    英語力を向上させるために、まず、英語の授業を履修しました。また、留学先では論文作成やプレゼンに関して、英語の先生から個別にアドバイスをいただける、個別ガイダンスを活用しました。そして、最後に友達との日常会話等を通して、英語力を総合的に伸ばすことができたと実感しています。
    また少しありきたりな話かもしれませんが、留学を通して、英語を学ぶ楽しさを感じるようになりました。これは、英語学習の目標の変化が大きかったと感じています。従来はTOEIC等の試験で良い点をとるためという目的が中心でしたが、留学してからはコミュニケーションを楽しむためという目的に変わりました。この目的の変化は英語学習の大きなモチベーションとなりました。


    左:英語の授業履修 右:個別ガイダンスの利用

    『経験』-イベント、旅行など
    留学中にはハロウィン、BBQ、クリスマスパーティーなど様々なイベントに参加できました。また休暇を利用して、留学中に様々な国に旅行に行きました。アイスランドに行ってうっすらですがオーロラを見られたり、タリンへ友達と小旅行に行ったりしました。
    そんな中でも、自分にとっては、ストックホルムが景色もきれいで落ち着くため、一番好きな場所で、勝手に私の“アナザースカイ”だと思っています(笑)。


    左上:ハロウィン 右上:クリスマスパーティー
    左下:うっすらとオーロラ 右下:タリンへの小旅行

    長期留学と短期留学で得たもの
    私の実体験をもとにまとめると、「短期留学」では、長期留学に向けての課題と収穫を得ました。そして初めての海外だったため、一つ一つがとても刺激的な経験でした。
    一方で「長期留学」では、専門性・語学力・経験を磨くことで、グローバルに活躍する自信と土台を得ました。また滞在期間が長かったため、現地での活動を自分の習慣にできたのは大きかったです。例えば、私にとって長期留学で一番楽しかったことは、研究室の方々との毎日のランチの時間でした。日本では海外の方と昼食をとるということは、めったにない非日常でしたが、留学を通して、それが当たり前の日常・習慣となり、一番印象に残っていることです。このように、非日常を日常にできることこそが、長期留学ならではの魅力、特徴ではないかと思いました。
    そして短期と長期留学で共通して得られたことがあります。それは、交流を通して築けた人脈です。短期・長期留学で得た、人との繋がりが一番の財産という風に感じています。


    左:研究室のメンバーとのランチ  右:ホームパーティー

    ●留学後(修士2年から現在)

    留学を通して、目標であったグローバルに活躍できる研究者に少し近づけたと思っています。そして、留学を通して学んだことを修士での研究、そして就職活動、その先のキャリアに生かしたいと思います。将来は、多くの人と関わりながら、国際的に活躍できる仕事ができたらと思っています。
    いずれにしても、留学で得られた経験、学んだことは今後の人生に大きく影響するものと確信しております。
     


    最後に私から、後輩の皆さんへのメッセージです。
    冒頭の言葉、「留学に行って後悔している人はいない」を思い出してください。かなり極端な言葉ですが、私自身、留学に行って本当に良かったと思っています。あくまで留学は一つの手段だと思いますし、他にやりたいことや打ち込みたいことがあれば、そちらを優先してほしいです。それでも少しでも興味がある人は留学を検討してみてほしいです。
     
    そして、私の後悔を敢えて伝えておきます。留学の計画は早めにしておけばよかった、ということです。また、英語の勉強も早くからやっておけばよかったと思いました。焦って留学準備をして欲しいわけではありませんが、留学計画、英語の勉強を含めて早めに進めていくことをお勧めします。
     
    また、東工大にはグローバル理工人育成コースという恵まれた教育プログラムがあるので、どんどん活用してほしいです。
    豊富な留学プログラムを提供していただけます。さらに留学に行くだけではなく、留学前の準備、帰国後の振り返りを手伝っていただくことで、留学から得られる学びをより深めることができるのも大きな魅力だと思います。さらに、コースを通して、熱い思いを持つ仲間に出会えるのもお勧めできるポイントだと思います。私自身、このコースでお世話になっていた方々に感謝しています。

    スウェーデンの街並み

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