学生の活躍

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    世界に羽ばたく東工大生!留学経験レポート

    Leo Hira(理学部)

    冴えない一人の東工大生が
    地球をプラプラ一周してたら
    楽しくて仕方がない研究に出会った話

    理学部 地球惑星科学科の4年生。趣味は週末のパン作り。

    こんにちは。Leo Hiraと申します。冴えない一人の東工大生です。Leoという名前(本名)ですが,横浜生まれ横浜育ち,純血の日本人-Pure Japanese-です。

    東南アジアで現地人と間違われるのが特技。ちなみに写真は右

    東南アジアで現地人と間違われるのが特技。ちなみに写真は右

    地球惑星科学科に所属して,現在はコミュニティ開発に関する研究に勤しんでいます。
    具体的には,国際開発には先進国の介入が一つの重要な要素となりますが,「途上国の市民が『自分たちで発展していくべ!』と思うようになる介入の仕方」には,どんな形があるだろう?みたいなことを考えています。

    「おい,こいつ,地球も惑星も関係ねぇぞ」

    はい。聞こえます。あなたの心の声が。

    でも,本当に楽しくて仕方がない研究分野に出会うことができたので,いろんな方面に迷惑をかけながらも,自信と誇りを持って,楽しく進められています。

    今回は,どういう経緯があって地球でもなく惑星でもなく途上国コミュニティの研究をしているのか,これまでのいくつかの留学経験を思い出しながら弁解を試みます。
    紆余曲折,波乱万丈(自称)。最後まで楽しんで読んでいただけたら幸せです。

    (別に興味ねぇわボケ!という方には,他の方のインタビュー記事を楽しく読むことをお勧めします。色んな面白い人の面白い話を見ることができます)


    数年前。僕が高校生のころは,英語は赤点ギリギリ。将来やりたいことも特に決まらないまま,東工大に入学しました。英語は苦手だったけど,密かな憧れもあって好きだった僕。「赤点ギリギリだったけど,英語しゃべれるようになったりするんだろうか…」なんて幻想を抱えながら,なんとなく国際系のサークルを探し歩いていると,国際交流サークルSAGEに出会いました。

    どうやらSAGEは,海外大学の学生にキャンパスツアーをしたり,留学生向けイベントを運営したりする,東工大のサークルらしい。なにそれ,楽しそう!TOEICは580点しか取れてないけど,これなら楽しく頑張れそうかも!

    SAGE。真面目なときはキリッと真面目。雰囲気が大好きです

    その活動に参加して積極的に動いているうちに,今までに経験しなかったからか“外国人とのコミュニケーション”が楽しいことに気づきました。必死にジェスチャーしたり,感情を表現したり,ときどき自分の想いが伝わったり。ジョークに笑ってくれたり,彼女とのけんかの愚痴を聞いたり。あれ,赤点ギリギリだった俺が,英語しゃべってる(勘違い)。

    でも,今まで海外に行ったことのない僕。2年生になると思い切って,先輩に勧められたAYSEASという短期留学プログラムに参加してみました。2週間,ベトナムで時々おなかをヤラれながら,英語漬けのディスカッションや企業見学,プレゼンテーション,観光。盛りだくさんだったけど,意外と乗り切れたやん!という経験が,小さな自信になりました。もっと色んなことやりたい!でも,長期留学はハードルが高いし,準備もめんどくさそうだし,不安だなぁ。

    AYSEAS 2014。初の海外に心が躍っているの巻

    するとたまたま,留学プロジェクトの立ち上げという楽しそうな話が転がってきました。短期留学プログラムを自分で作る?しかも参加者として行ける?お金は全額出してくれる?やるやる!勢いで団体を立ち上げ,留学に興味のあるすべての東工大生が申し込んでくれるようにと願いを込め,EPATSと名付けました。

    EPATS。真ん中でドヤっているが、実は数日前、彼女にフラれている

    そのEPATS第一期の,企画期間の最中だったと思います。派遣交換留学で1年間留学する先輩たちの話を聞きました。え?長期の留学なのに,全額出してくれる奨学金があるの?単位も交換できるの?留年しなくていいの?相談できる身近な先輩たちを手に入れた僕は,サッと書類を書き,スッと面接を通り抜け,東工大の協定校であるリンシェーピン大学への学内推薦をシャッといただきました(リンシェーピンに申し込んだのは自分だけだったので,選考は楽だった)。

    しかし英語のスコアが追い付かず,3月まで「仮合格」(当時TOEFL iBT63点)。学業成績が芳しくないことも響き,受けられる奨学金がもうほとんど残っていなかったので,唯一残っていたトビタテ!留学JAPAN第三期生の募集を取り逃すと留学がキャンセルという事態。てへぺろ,では済まされません。

    何としても掴み取らなきゃ。書類を埋めようとフォーマットに目をやる。ん?え?なにこれ。ちょっと,分量多すぎません!?

    想像の5倍くらいの書類に愕然としつつも,なんとか書くしかない。悶えながら書類に書く内容を考えていると,あることに気づきました。正確に言えば,心のどこかで気づいていたけど無視し続けてきたことに,直面したのです。

    これまで大した目標もなく,なんとなく専門分野の勉強をしてきた。でも,周りのガチ勢と同じくらいには,熱意が湧いていなかった。そして今,留学に申し込んだ。俺はいったい,何をしに行くんだ。留学で,何を実現したいんだ。もしかして自分は,お金を出してもらえるくらい立派な理由を,まだ持ってないんじゃないか?

    今まで,それっぽい理由とロジックだけをサッと並べて選考を突破してきたことを,猛烈に恥じました。だから,今回ばかりは本気の本音で書類を書こうと思い立ち,やりたいことが分からないのなら,アメリカとスウェーデンとインドネシアで将来の夢を考え抜く,ということさえ留学目的に書き添えました。結果,持ち前の笑顔と明るさも味方したのか,なんとかトビタテ!の合格を勝ち取ることができました。

    トビタテ。キャラ濃すぎて耳がキーンとする

    日本を発ってからは,とにかくいろんなことを勉強し,思索を重ねました。
    EPATSに参加したアメリカでは,スタートアップの創出,デザイン思考を少し。その後のスウェーデンへの交換留学では,文化間コミュニケーション,環境政策と国民の意識,貧困と国際正義,プロジェクトマネジメント,BoPビジネス。ボランティアをしに行ったインドネシアでは,日本語教育,幸福とは何か,環境問題と国民の意識。いったい,僕が楽しくて仕方ないものは,どこにあるのだろうか,と。

    留学中は,身体を壊しても精神が落ち込んでも,考え続けることだけは絶対にやめませんでした。自分の興味がどの学術分野にあるのかを意地でも見つけたかったことに加え,何より,本音で本気で生きることって,こんなに楽しかったんだ,と,気づけたからです。

    寮のリビング@スウェーデン。ひたすらに本を読み続けた思い出の場所

    色んな人や分野に出会い,学び,自省を繰り返し,本気で取り組みたい分野を本気で見つける。恥ずかしくなるほど自分の本音に向き合うと,現在までの多様な活動や,昔から大切にしてきた価値観,掘り返したくない嫌な過去が,「コミュニティの活性化」という僕にとっての答えを連れて来てくれました。

    そういうわけで,現在はコミュニティ開発に関する研究に勤しんでいます。


    どこの大学に留学すればいいのかよくわからない,学部留学ってなんとなく踏み出せない,行きたい大学に留学した先輩が見つけられない,気軽に留学について相談できる人がいない。

    そんな,”人によっては簡単に乗り越えられる障害”のせいで,留学という選択肢を本格的に検討する前から,諦めて興味を失ってしまうのは,本当に,もったいないと感じてしまいます。

    みんな,留学行こうよ!みたいな広報は大嫌いなのですが,少しでも留学に興味があるのなら,留学体験記を読んだり,他のインタビュー記事を読んだり,要項を読んだり,先輩に相談したり,是非とも一度,本気で検討してみてほしいと強く思います(検討した結果,行かないほうがいいという結論になっても,それはそれでまったく問題なし。考えることに,きっと価値はあるから)。

    そして,微力ながらも,その“本気の検討”の助けになればと,留学体験記を世界地図にマッピングしてみたり,留学経験者にインタビューをして記事を書いたり,「英語」「国際」「留学」という言葉にピクッとなる系東工大生たちを応援しています。

    Writer: Leo Hira

    ・留学経験者に,自分もインタビューしてみたい
    留学を経験したことがあるから,体験を記事にして欲しい!
    ・もっと,こういう人のインタビュー記事が見てみたい
    ・個人的に,この人の話をもっと聞いてみたい
    ・その他,気になる点・コメントがある!

    そんな東工大生のあなた!!是非こちらまで,いつでもご連絡お待ちしています。

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