学生の活躍
世界中で活躍する所属生・修了生の声世界に羽ばたく東工大生!留学経験インタビューVol.1
あぎー(工学部)
2015年9月~2016年1月の期間でスウェーデンのリンシェーピン大学に留学していた,工学部経営システム工学科の あぎー氏(留学時、学部3年)にインタビュー!!
主に,英語の勉強の話,留学への想いと成長したこと,そして気になる留学費用などについて聞いてみました!好奇心あふれる少年のような彼が,なぜスウェーデンに留学をしたのか,そして留学先で何を得て何を学んだのか,要チェック!
インタビュアーは,同時期に同じ大学へ留学していた,Leo Hiraです。
Leo:今日はよろしくお願いします…ってかしこまるのも変な感じだね(笑)。
あぎー「うん,フランクに。よろしく~!」
#英語の勉強とスコア
まず突然だけど,英語の能力が著しく素晴らしいよね(インタビュー時 TOEICスコア:865)。
「まぁ,スコアはね(笑)」
だいぶ,頑張ったでしょ。それとも,親が英語使うとか,そういう感じ?
「親が英語つかってて~,とかいうバックグラウンドはないけど。でも高校のころから,英語に対する拒否反応はなかったよ。とりわけ好きな教科ってわけではなかったけど,苦手でもなかった」
でも,平均的な東工大生に比べたら,だいぶできる方だと思うんだよね。それは,自覚しているの?
「入試でも,一般的に東工大生って英語は点を落とさない,数学と物理で勝負ってイメージあるじゃん?それでも英語で三桁はとれるって思ってたから,そこで自覚はしてたかも。でも実際,スコアは取れているんだけど,実際話すとなるとそんなに変わらない,っていう感じだと思うな~」
そうなんだ,ちょっと意外!
「だけど,話すことへの恐怖心は,留学でだいぶ減ったかな。慣れないときってさ,話しながらパニクるというか,どもっちゃって頭が真っ白になっちゃうことがあったけど,それが減ったというか。前は,沈黙を無くしたくて,それに対して焦りがあったけど」
わかるわかる!
ちなみに,英語に火が付いたのは,いつだった?
「一年生の時は,ほぼ英語ノータッチだったからずっと730点くらいだったけど,二年生の後期ぐらいから,留学したいなーって思い始めたのね。で,英語のPodcast (American Hot Topicsなど)とか,TEDを家で適当に聞き流したりして,ワシントン大学に3週間くらい語学留学プログラムで行って,帰ってきて受けなおしたら,865になってた」
急成長すごいな(笑)。じゃあ,留学したくなって,英語を勉強したんだね。その,突然留学したくなったっていう,二年の後期に,何があったの?
「一つは,バイト先の先輩(当時,東工大の学部生)の影響が大きいかな。すでにいろいろ申し込んでいて,スウェーデンへの留学が決定していたのを聞いたんだよね。俺も,学部で留学したいってなんとなく憧れがあるんです,って伝えたら,すごくプッシュしてくれて。スウェーデン,めっちゃいいよ!って(笑)。そこから,本格的に派遣交換留学アリだなって思い始めた」
じゃあ,STEPは,なんでSTEPだったの?
(STEP:ワシントン大学における約三週間の短期語学研修)
「本当に,たまたま!スウェーデンへは半年くらい行くわけだから,その前に一回くらい海外行きたいなっていうのもあって,語学のプログラムを探していたんだよね。そしたら奨学金もらえるTASTEっていうプログラムが飛び込んできて,あぁ,これかな。って。あんまり迷わずに,それにしたって感じ」
→東工大の奨学金制度”TASTE”を使った語学留学はこちらから!
STEPは,何が楽しかった?
「初めて中国人と二人で旅行したりとか,英語でコミュニケーションをがっつりとる機会があったっていうのが,純粋に楽しかったっていうのは印象深いかな。初めての海外だったから,新しいところに行く新鮮さもあった」
そういえばスウェーデンにいるときも,英語でコミュニケーションをとる機会が楽しいって,言ってたね!
「そうだね!しかも,スウェーデンでのコミュニケーションのほうが,レベルが高い話をできたっていうか,英語も前よりできるようになってたから,楽しかったなぁ」
#留学やスウェーデンへの想い
留学のあこがれって,どこからはじまったの?
「大学入って,本腰入れてしっかり勉強しよう!っていう意思と,自分で使える長い時間をどうにかしたい!っていう意思が,あったんだよね。好奇心が強いから,いろんなことに興味があったんだけど,入学した時から留学もその一つだったかな。勉強もできるし,時間もうまく使える。一石二鳥だよね」
ちなみに,留学に対する最初のイメージってどんなものだった?がっつり勉強!なのか,勉強もしつつワーッと楽しむ!なのか。それとも何かほかにある?
「割と,ワーッとしたイメージだったかも(笑)。空いてる時間と,好奇心をぶつける先として,すごくぴったりだったんだよね~。もちろん,最低限の勉強はしようと,思ってたけどね」
ちなみに,いくつもある選択肢の中からスウェーデンを選んだのは,さっき言ってた先輩の影響が大きくて?
「うん,そう。あの人がいなかったら,スウェーデンじゃなかったと思う(笑) でも調べていくうちに,スウェーデンは教育が世界で二番目に進んでいることを知ったり,リンシェーピン大学が英語で授業取れる大学だったり,スウェーデンってそもそもあんまり行く機会がなさそうな国だと思ったから,というのも理由としてあったかな」
#留学で得たもの,経験したこと
留学してて,一番印象に残ってることは何だった?
「一番は,動じなくなった,ということかな。比較的,緊張しなくなった気がする」
それは,なんでなんだろうね。向こうで体を鍛えて筋骨隆々になったから,物理的に動じない,とか?(笑)
「そうじゃないから(笑)。受けていた授業で,日本人として意見を求められると,なんか責任感が芽生えて答えなきゃってなるような状況が結構あったんだよね。日本人として『わかりません』って答えるのも,ちょっといやだったから,苦し紛れでも,なんか返さなきゃ!って感じで。日本でそういう聞き方で質問されたことってあんまりなかったし,もちろん英語での応対だし」
授業だから,自分の頭で考えて,自分の意見を求められている場面にたくさんぶち当たって,乗り越えて,自信と度胸がついたのかもしれないね。
「実は授業内だけでなく,普通に友達との会話の中でも,『なんで日本人は制服があるの?』とか聞かれたりしたよ。それまで深く考えたことはなかったけど,なんとか考えて答えて,みたいなことを繰り返してたのも,度胸をつける経験になった気がするな」
#留学の費用に関して
スウェーデン,物価高かったよね。お金,足りた?
「足りなかった(笑)。奨学金は東工大基金で,月に8万円もらえていたけど,全部まかなうには15万円くらいは必要だったな,と思ったよ。旅行とかしないで,キツキツの生活すれば,足りたかもしれないけど,まず家賃が4万5千円で,半分以上もっていかれてたから,大変だった」
→派遣交換留学の奨学金一覧はこちら
そうだよね…。ちなみに東工大基金はどうやって見つけたの?
「派遣交換留学のプログラムに合格したら,留学生交流課の職員さんから通知が来たよ。最初,業務スーパージャパンドリーム財団の奨学金を申し込んでいて,面接まで行ったけどダメだったんだよね。それが春休みの終わりごろで,それから東工大基金に申し込んだ覚えがある。自分で探したというよりは,オファーが来たんだよね。成績順だって言ってた気がするけど」
…成績,いいもんなぁ(笑)。
#留学を考えている後輩へ一言!
最後に,留学を考えている後輩に,なんか一言ありますか?
「迷ってるなら,行ったほうがいいと思う。みんな,留学に期待していることがあると思うんだけど,それ以外の偶然の出会いとか,得るものも,ものすごく大きいんじゃないかなぁって思う。日本人のつながりも,スウェーデン人のつながりも,こんな人たちと出会えるとは思わなかったし,一生の付き合いの友達もできたから,行ってよかったと思ってる」
そっかー。エリックとか,あぎーが帰国してからも,めちゃくちゃ仲いいもんね。
(エリック:スウェーデンにいる共通の知人)
「うん。この前も,日本からのお土産をつめて,郵送したくらいだよ(笑)」
”なんとなく”から考え始めた留学。小さな好奇心を,「行けたら良いなぁ」で終わらすことなく行動に移した結果,自信やたくさんの友達,数え切れないほどの経験を得て帰ってきたあぎーくん。話している姿は,当時を思い出しながらとてもキラキラしていました!
迷ってるなら,行ったほうがいい!
・・・とはいえ,やはり迷いながらいろいろ考えることも大事。最近,南6号館4Fに「留学情報館」が誕生し,誰でも気軽に相談できるようになったみたいです。もし迷っている方がいたら,一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか??もちろん,ブラっと行くだけでもOK!
留学情報館,知らないの!?
Writer: Leo Hira (詳細はこちら!)
・留学経験者に,自分もインタビューしてみたい!
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