学生の活躍

    世界中で活躍する所属生・修了生の声
    国際経験を通じて広がった世界と選択

    国際経験を通じて広がった世界と選択

    環境・社会理工学院 融合理工学系 4年 渡辺真央

    留学を志したきっかけとグローバル理工人育成コース

    高校時代に、人生の師と呼べる人に出会って、自分の人生が大きく変わった。それから、「この人と同じ視点で世の中を捉えられるようになりたい」という一心で、学部時代には超短期派遣、EPATSでの海外研修、派遣交換留学と様々な留学制度を利用して、海外に足を踏み出すことになった。

    留学を志したきっかけは、高校時代の帰国子女の担任の先生。先生は英語の授業の傍ら、学生時代に行ったという世界一周の旅での経験とそこからの知見を私たちに分け与えてくれた。その一つ一つの経験談は箱庭で育った私にとって、刺激的で新鮮だった。そして何より、垣間見える先生の人間味の深さに純粋に憧れを抱いた。どうすれば、この人のような視線で世の中を捉えることができるのだろうか、そんな疑問がずっと心の中にあった。そして、高校生の私なりに導いた選択肢が留学だった。

    東工大に入学して、すぐにグローバル理工人育成コースに入り、 1年の夏にスリランカの超短期派遣に参加した。スリランカを選んだ理由は、前述の高校の先生の影響(先生はマザーテレサのもとで働いていた経験があった)で、国際協力に強い関心を寄せていたこと、また最初の海外体験はアジアのどこかの国を訪れたいという気持ちがあり、その両方の関心に応えてくれる内容だったからだ。初めて踏み入れたスリランカは、美しい自然と歴史の深さを感じさせ、人々の明るさや親切さを垣間見ることができた。結局、スリランカ派遣は、私の中での途上国のイメージを大きく覆させ、関心の対象を国際協力から再生可能エネルギーへとシフトさせることになったのだが、まだ大学が始まって間もない1年の夏にこの体験ができたことは、大変貴重であったと今でも思う。

    スリランカ超短期派遣プログラムにて

     

    ドイツ、スイス、デンマークの再生可能エネルギー企業に単独訪問

    学部2年の夏には、EPATSの海外研修制度を利用して、ドイツ、スイス、デンマークの再生可能エネルギー企業や現地で活躍する人々を2週間程度かけて訪問して回った。訪問先の確保のために100通以上のメールを数十の企業や大学、個人に送り、やっとのことで十数の訪問先にこぎつけることができた。EPATSに渡航費や宿泊費など研修にかかる全ての費用を負担していただいていたため、一人でこれだけの数の企業や大学を訪問し、個人に会い、英語で話しをして、何かしらの学びを得なくてはならないということで、大きなプレッシャーを感じ、不安でいっぱいだった。だが、当時の年齢で単独にて行ったからこそ、アポを受け入れて下さった方々がおり、本やネットで調べても知り得ない話を伺うことができ、現状を知ることができた。ほんの数週間でこれほどの学びが得られるのであれば、長期で訪れることができれば、自分は劇的な学びを得られるのではないかという想いも膨らんだ。そして何より、現地の人々から彼らの考え方を知り、もっと長く滞在しそれを知りたいと思った。うまくいかないことも多くあったが、この2年の夏の経験は私を学部での長期留学へと押し進めた。

    見学したデンマークの洋上風力発電所

     

    再生可能エネルギーを本場ドイツで学ぶ

    学部3年の夏から4年の夏の11ヶ月間、私はとうとう派遣交換留学でドイツのミュンヘン工科大学に留学することになった。ここまでの流れを読んでいると、私はこの留学をさぞ楽しみにしていただろうと思われるだろうが、全くの逆で、留学が嫌すぎて嫌すぎて仕方がなかった(笑)。現地に一人で行き、VISAだの何だのを準備し、友達を作り、生活をしないといけない。新しい環境に飛び込むのが苦手な自分にとって、留学を始めることはだいぶハードルが高いことだった…(笑) だが、飛行機に乗ってしまえば、あとはもうやるしかない。現地に到着したと同時に入念に準備した諸手続きの情報をもとに生活準備を進め、なんとか生活を送れるようになった。学部の授業がドイツ語で行われていたことから、私は修士プログラムに参加した。それまで、東工大で桁違いにできる人たちに出会ってきたけれど、ここで出会った正規の修士学生はさらに桁違いにできる人たちだった。努力すればなんとか追いつけるとかいうレベルではない人もいた。そのため、授業に追いつくのが本当に大変で、わからないことづくしの日々であったが、彼らに出会えたことで勉強への取り組み方を学び、学ぶ楽しさを再確認できた。また、自身の興味の追求先についても、その分野の教授やポスドクの方々から話しを伺う機会を得ることができ、進路をより明確にすることができた。学部留学でのメリットは、ここにあると思う。もし進路を悩んでいる場合、大学院で進路を決める前に留学で学んだ知見を進路選択に生かすことができる。長期留学で得られたことは、数えきれない。勉学での学びだけでなく、世界中に友人ができ、自身の価値観が大きく変わった。たった一年でこれだけの学びと経験を得て、人間関係を広げることは、日本にいたらなかなかできなかった。留学をする意義はここにもあると私は思う。

    友人たちとの夏休み

    ただ、留学だけが全てじゃない。部活やサークルなど、何か打ち込めるものが他にあれば、素敵だと思う。だが、もし手を広げられるなら、留学という選択肢をどこかのタイミングで自分の世界にねじ込んでみてほしい。知ってから語るのと、知らずに語るのでは大きく違ってくると思う。

     

    留学に少しでも興味がある人へ

    最後に、留学経験者数人で東工大内の留学のハードルを下げるための団体FLAPを立ち上げた。もっと留学経験者の生の経験を留学に興味がある人に届けたい、留学経験者へ留学後のつながりもあったらいいなという想いから始まった。FLAPで、留学経験者の体験談などを取り上げていくので、ぜひ立ち寄ってみてください!(FLAPの公式ホームページはこちら

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