留学レポート
世界で学ぶ東工大生アメリカ西海岸 超短期海外派遣プログラム(2020春)ショートレポート
2020年3月27日
- 北米
- アメリカ合衆国
- 3カ月未満
- グローバル理工人育成コース 超短期海外派遣プログラム
- ワシントン大学
2020年の春休みに実施したアメリカ西海岸 超短期海外派遣プログラムの参加者によるレポートです。
(報告者:学部1年生/工学院)
アメリカ西海岸超短期派遣は、2020年2月17日〜2月27日の日程で実施され、学部1年生から修士1年生までの12名が参加し、シアトルで10日間を過ごしました。本プログラムでは、ワシントン大学を訪問し、講義を体験受講した他、研究室訪問や学生交流等を行いました。加えて、シアトル市街やその近郊に位置するGoogleのシアトルオフィス、Microsoft本社、ボーイング社エバレット工場や、博物館・美術館を訪問しました。
ワシントン大学での経験
シアトルに滞在した10日間、その半分の5日間は主にワシントン大学で過ごしました。ワシントン大学は、ワシントン州シアトルに本部を置き、他にタコマとボセルにキャンパスを持っています。目を引くようなレンガ造りの建物群やガラス張りの比較的新しい建物もあり、日本の大学と違った厳かな印象を受けました。大学内各地には座って作業をできるスペースがあり、非常に多くの学生が思い思いの場所で勉強や作業をしており、熱心な学生が多いように見受けられました。
プログラム中は、大学で実際に行われている講義に参加することができました。またワシントン大学で教鞭をとられている教授や、学生ながら起業をしている現役学生からお話を聞くことが出来(勿論英語で)、アメリカと日本では起業に対してどのように捉え方が違うのか、実際に起業する為にはどういう点に目を向ければ良いのかなど、キャリアプランを考えるうえで非常に参考になる話を多く聞けました。
またFIUTSという国際理解と国際交流を目的としたワシントン大学のNPO団体の協力を得て、現地学生と国際理解の為のレクリエーションをしたり、私たちの為に用意してくれたEnglish classを受けたりしました。日本とアメリカの大学の違いについて実際にそこに通っている学生の意見を聞くことが出来たことも、非常に良い経験であったと思います。
その他にも、BBQをしながらワシントン大学の学生と楽しく語り合う機会もあり、自分の語学力とコミュニケーション能力を試す機会があったこともとても良かったと思います。
企業のオフィス訪問
Googleのシアトルオフィス、Microsoft本社の2社に伺いました。Googleでは現地社員の方にアメリカのIT企業の労働環境や働き方はどのようなものかを聞き、レクリエーションルームの見学もさせていただきました。
Microsoftでは日本人の社員の方々が対応してくださいました。事前に定められたテーマについてピッチコンテストを実施くださり、超巨大企業の最前線で働く彼らから人を惹きつけるプレゼンテーション技法や気を付けることなどのアドバイスをいくつも受けました。その後は社員の皆さんとの交流の時間をいただき、アメリカで日本人の英語は通用するのか、アメリカで働くためにはどうすればいいのか等、将来の職業選択のための様々なことを伺うことが出来ました。
所感
私は今回のプログラムで、アメリカと日本の違いを強く感じました。特にアメリカでは「何歳から」でも「何でも」始めることが出来るという日本にない特徴があると思いました。例えば、20代半ばのような年齢になってから大学に通い始める人がいます。実際私が大学内で授業体験をした際には、60代と思われる女性も授業を受けていました。他にも、仕事に関してもアメリカは職の流動性が非常に高く、30代になってから新しい仕事を始める人がいます。『何をするにも遅すぎることはない』この言葉がとても似あっている国であると感じました。
やはり自分の目で見たり、耳で聞いたりすることは、本で読むのとは全然違うので、実際にアメリカに行き留学体験が出来て本当に良かったと思います。