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    【開催報告】🌏東工大留学フェア 2023🌏 

    2023年7月13日

    「東工大から世界へ~Create Your Future~」Taki Plazaで開催!

     

    2023年5月31日、東京工業大学留学生交流課は、4年ぶりの対面開催となる留学イベント「東工大から世界へ~Create Your Future~」を、これまでの蔵前会館から場所を移し、初めてTaki Plazaで開催しました。

    2023年の春休みに実施した超短期海外派遣プログラムの参加学生による報告会も同フェアのステージイベントとして実施しました。

    また、過去2年間のオンライン留学フェアの経験を活かして、今年も一部プログラムはハイブリッド開催で一般公開し、保護者や東工大を目指す高校生など、これまでより多くの方が参加しました。

    協定校のパンフレットなど、留学に関する資料に見入る来場者。4年ぶりの対面開催に多数の学生が来場しました。

     

    対面開催!学生とスタッフによる留学個別相談会

    東工大の留学プログラムを含め、2023年は10以上のブースを展開しました。短期プログラムから、長期のプログラム、就活や海外インターンシップに関することなど、在学生が気になるブースで情報収収集をするだけでなく、経験者やプログラム担当者からじっくり話を聞くことで、それぞれが思い描く東工大での学生生活実現に向けて、新たな目標を持つ機会になりました。

    各ブースでは、実際に留学した学生がプログラム担当者とともに参加者の質問に対応しました

     

    留学生を身近に!外に行くだけが国際交流じゃない?!

    留学フェア開催当日、Taki Plaza B1Fグローバルラウンジでは留学生の有志、留学促進団体FLAPメンバーが中心となって交流会が開催されました。日本人学生と関わるのが難しいと感じる留学生と、留学生と関わりたいけどハードルが高いと感じる東工大生をつなぐ場として、母国の紹介プレゼンやkahoot! を使ったゲームなどを行い、学生による学生のための場を創り上げました。

    協定校から東工大に留学中の学生と東工大生が留学生の母国や留学について、意見交換をしました。

     

    念願だった、帰国したての留学報告会

    ステージプログラム第1部【留学報告会】でははじめに林宣宏副学長(国際連携担当)が本学の国際教育および留学のサポート体制について説明し、「卓越した専門性とリーダーシップが併せもつ人材がより良い世界を創る」として、「本学では修士課程が修了するまでに一度は国際経験を積めるように数日から1年まで自分でいつ、どこに行けるか選べるプログラムが豊富にあります。東工大生であるということを目一杯享受し、君たち自身の手で選んでつかみ取れるようにしてください」と話しました。

     

    続いて、グローバル理工人育成コースの超短期海外派遣プログラム(2023年春)参加学生による報告会(UK、オーストラリア、シンガポール・マレーシア、ジョージア工科大学リーダーシップ、学生企画型の計5プログラム)を英語で行いました。

    渡航先に関わらず共通して日本との違いを肌で感じただけでなく、東工大とは違うスタイルの現地の大学の授業に参加したことで自ら発信するディスカッションの大切さを学び、今回の超短期海外派遣プログラムをきっかけにもう少し長く滞在できるプログラムに参加する意欲が湧いてきたと、学生がそれぞれの言葉で報告しました。

    各プログラム参加者の報告をたくさんの来場者が聞き入っていました。

     

    後半では、FLAPによるシン・トウコウダイセイ~留学のリアル~と題して、開催日5日前に帰国したばかりの大谷果南さん(物質理工学院材料系所属・デンマーク工科大学へ1年間留学)と長嶺泰己さん(物質理工学院材料系所属)による公開留学相談が行われました。留学したいけどと、長嶺さんが抱える留学に関する不安や疑問に、大谷さんが自身の経験談を交えて丁寧に回答し、「不安よりも得られるものが圧倒的に多いから!」と前向きな言葉をかけていました。

    自身の経験を交えながら長嶺さんの質問に答える大谷さん

     

    最後に、東工大とマサチューセッツ工科大学の派遣交換留学プログラム(Tokyo Tech-MIT Student Exchange)に参加した目見田晶子さん(工学院機械系所属)は「世界でトップのマサチューセッツ工科大学への交換留学は、困難を乗り越える力だけでなく、自信がついた」と報告しました。

    コロナ禍での留学報告会は帰国したばかりの学生から話を聞く機会がほとんどなかったため、ようやく「帰国したばかり」の学生からの報告会となり、これから留学を目指す学生には最新の情報収集の場となりました。

     

    「留学とキャリア」その先に見えるものは…

    ステージプログラム第2部【留学とキャリアを考える会】は、コロナ禍での開催同様オンライン配信をし、広く外部の方も参加してもらい、東工大の国際教育や東工大での留学の魅力を発信しました。

    第一部同様、林宣宏副学長の講演の後、国際教育推進機構の太田絵里特任教授が留学とキャリアを考える、という視点からグローバル理工人育成コースについて、学生の将来を見据えて国際性を総合的に備える支援をするためのコースであり、「Stepping out of your comfort zone (心地良い場所から一歩踏み出すこと)が成長に繋がる」と話しました。

    和鉄づくり体験と日本刀鑑賞を柱とした、グローバル理工人育成コースの授業「伝統技術と国際共修」について説明する太田特任教授

     

    後半では、岩附信行教授(国際広報担当副学長)がモデレーターを務め、パネリストとして水越達也URA、梶江佳乃さん(工学院機械系所属・ソウル国立大学に留学)、濱谷一馬さん(情報理工学院情報工学系所属・ミュンヘン工科大学に留学)を迎え、「世界が求める理工系学生のコンピテンシー」を題材にそれぞれの経験から見えたことを語りました。

     

    パネルディスカッションの後のQAセッションでは、ウェビナーで参加の保護者からも留学資金や、留学のモチベーション、英語力のための方法など質問があり、東工大に入学した後の学生生活への関心の高さをうかがい知ることができました。

    コロナ禍での留学で柔軟性や環境適応能力を身にけられたと語る梶江さん

     

    さあ、冒険へ出かけよう

    クロージングで再び登壇した林副学長は、「留学は冒険です。東工大生の間だけしか挑戦できない機会を活用して、大いに羽ばたいてください」と述べ、東工大留学フェア2023は幕を閉じました。

    東工大留学交流課は今後も様々なテーマで留学イベントを開催し、東工大の留学プログラムの魅力を伝えていきたいと思います。

     

     

    ステージプロブラム第2部のアーカイブ動画

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