留学レポート

世界で学ぶ東京科学大生

スリランカ アントレプレナーシップ・グローバル海外研修(2026春)ショートレポート

2026年4月13日

  • アジア
  • スリランカ
  • 3カ月未満
  • アントレプレナーシップ・グローバル海外研修
  • スリランカ・ニッポンビステックインスティテュート

2026年の春休みに実施したアントレプレナーシップ・グローバル海外研修(スリランカ)の参加者によるレポートです。

報告者:学士課程2年/機械系


 

プログラム概要

本プログラムは、グローバル理工人育成コース及びアントレプレナーシップ教育・グローバル教育オプション(GEO)の一環として実施される実践型海外派遣プログラムのひとつで、海外での経験を積むことで様々な能力を養うことを目的としています。計13名の学生が33日から314日までの12日間、スリランカに渡航しました。

 

LNBTIの学生との交流

LNBTI (Lanka Nippon BizTech Institute)は、東京科学大(旧:東工大)の卒業生であり現在も授業等を担当しているアーナンダ・クマーラ先生が学長を勤める大学です。そこで34日から6日、13日の計4日間、学生と交流をしました。はじめの3日間では自己紹介や日本とスリランカの違いについて軽く話し合った後、全体で2つのグループに分かれ、現地の農家がより多くの利益を得るための方法について議論を交わしました。話し合いの後はスリランカで人気のスポーツであるクリケットをし、共に汗を流して仲を深めました。自由時間にはいくつかのグループに分かれて街歩きをし、私はココナッツジュースの店へ案内してもらいました。

帰国前最終日の13日には、JAPAN DAYが開催され私達は昔遊びや抹茶、日本のカレーを振る舞い、現地の学生と日本文化を通じて繋がりました。

JAPAN DAYでの様子

 

農村への訪問

3月7日、12日には現地の農村を訪れ、マンゴーとパイナップルの加工についてLNBTIの学生と考えた案を農家の方々の前で発表しました。そこではいくつかの質問をいただき、農家の方々と相互に交流をすることができました。村の方々は私達を伝統的なダンスや、手作りのお菓子やジュースで歓迎してくださったことをよく覚えています。両日とも村で昼食をいただきましたが、現地のやり方に倣ってカレーを手で食べたことも良い思い出です。

農村での発表の様子

 

スリランカの文化、自然

3月7日から12日の間では、バスで内陸部に向かいスリランカの文化や自然を体感できる場所を訪れました。文化については世界遺産であるダンブッラ石窟寺院をはじめ複数の寺院に訪れ、スリランカの上座部仏教を肌で味わいました。また、シギリヤロックやミンネリヤ国立公園を訪れ、岩登りや野生の象を近くで見学することでスリランカの壮大な自然に触れました。

         寺院訪問時の様子                                                  ミンネリヤ国立公園での様子

 

JICA、日本大使館への訪問

日本とスリランカの関係について深く学ぶためにJICAコロンボ事務所とJICAプロジェクトサイトであるアヌラーダプラ北部浄水場、そして在スリランカ日本大使館に伺いました。JICA事務所と日本大使館では日本とスリランカの強い結びつきについて説明を受け、スリランカが親日国と言われる理由がわかったように思います。アヌラーダプラ北部浄水場では、施設を見学しながら、その概要や役割についてエンジニアの方々の話を伺いました。現地のエンジニアの方々と交流する唯一の機会でしたので、機械工学を専攻する私にとってはとても有意義な時間でした。

 

バワ建築への訪問

東京科学大学建築学系の准教授である村田涼先生とともに、スリランカの国会議事堂も設計したジェフリー・バワ氏設計のホテルに宿泊しました。自然と融合した美しい建物の中で体を休めつつ、バワ氏の建築を肌で感じることができました。

 

現地での生活と今後の展望

言語に関しては基本的には英語が通じるので、聞き取りづらい、どう言えばいいかわからないなどの多少の困難はありながらも意思疎通ができないということはなかったです。カレーについては、その辛さと独特なスパイスの香りが辛いもの好きの私にとっては最高でした。辛いものが苦手な人にとってはやはり大変だったようですが、朝昼はビュッフェで夜は自由であることが多かったので、それぞれが食べられそうなものを選び全員が食事を楽しんでいたと思います。自由時間にはトゥクトゥクという三輪自動車のタクシーに乗り、はじめは狭さと揺れに驚いたものの慣れればスリリングかつ開放的で、好んで乗っている人も多かったです。
 最後に、私はこの留学を通してスリランカの民族性、文化を理解することができたのと同時に、現在の日本の姿を外から俯瞰してみることができました。これからも海外で新たな経験を積みたいという気持ちから、新たな場所で長期留学をしたいという前向きな気持ちでいっぱいです。

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