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    工学部1年 加藤颯太

    工学部第3類1年の加藤颯太さんに、「グローバル理工人育成コース」全般についてインタビューしました。


    Q:「グローバル理工人育成コース」に所属したきっかけや目的は?

    A:大学入学が決まってから、学外のいろいろな留学プログラムに応募してみたのですが、選考から漏れてしまいました。大学に入学した後、「グローバル理工人育成コース」があることを知りました。それまで応募した留学プログラムは、各プログラム毎に留学先が決まっているものだったのですが、このコースは留学先がいろいろ選ぶことができるようだったので、所属を希望しました。あと、コース対象科目を割と無理なく履修できそうだったというのもコースに所属したきっかけの一つです。将来は留学して海外の大学で研究したいという希望もあり、海外に興味は持っていました。

    Q:「グローバル理工人育成コース」の中で、どんな力を身に付けたいと思っていますか?

    A:一貫して身に付けたいのは、グループワークの中で、自分の母国語ではなくてもしっかり意見交換ができるようになりたいです。自分の専門に関することではなくても、広くいろいろな人とコミュニケーションを取りたいです。日本の中だけだと、知識や情報が限られてしまったり、独特の文化でオープンではない感じがします。そういった意味で、狭い日本の中だけではなく、海外へ行ったり、いろいろな国の人たちと分け隔てなく話せる力を身に付けたいです。

    Q:これまでコース対象科目をいくつか受けてきたと思いますが、感想を教えてください。

    A:文系科目は、コース対象外の科目と比べて先生の意識が違っていて、受講してみるとコースに採用されている理由がわかります。例えば「グローバル時代の国際政治」では、理系の学生は政治のことをあまりよく知らない学生が多い中、講義で国際政治について教わった後、グループワークで英語のプレゼンテーションを準備するのが印象に残っています。

    Q:他にコースに所属していて印象的だった点は何ですか?

    A:英語のe-Learningです。以前は中級を受けていて、現在は上級を受けています。また、TOEFLの受験資格もあって、いろいろと恩恵は受けています。でも一番印象的だったことは、海外派遣に参加したことです。パリの派遣プログラムに参加して、パリ第6大学とアール・ゼ・メティエを訪問しました。現地の学生の話を聞いたのですが、勉強に対する意識が日本の学生と全然違っていて、アルバイトもできないぐらい勉強しているし、興味の幅も広い。片方の大学は東工大と割と似ていて、海外の学生に対してもコースが結構あって魅力的だと思いました。

    Q:コースに所属して、自分が変わってきたと感じるところはありますか?

    A:ただ大学生活を送るよりも、いろいろな海外交流のサークルのイベント等に積極的に参加して、もっと計画的に留学を考えようと思うようになりました。

    Q:加藤さんなりに考える「グローバル理工人」とは何だと思いますか?

    A:自分の理系の知識中心に仕事をするだけではなくて、文化の違う人も一緒に気持ち良く働けるような人のことだと思います。一つの分野だけに没頭している人は大事なことに気が付かないという話をよく聞くので。今回行ったパリでは、エンジニアというのは理系として一つに絞らず、いろいろなことを知っていないといけないという認識がありました。

    Q:これから「グローバル理工人育成コース」に興味を持つ人に向けて推薦のコメントがあれば教えてください。

    A:英語だけに限らずグループワーク等、僕が予想する限り、大学を出た後に活動していくのに必要となる力を、全部ではなくともある程度は身に付けることができます。英語については、自分も全然得意ではなかったので、大丈夫です。

    Q:将来の夢・目標は?

    A:材料系と薬学で迷っていますが、環境問題を改善する技術に取り組む先生が多いので、そういう先生方と一緒に研究・開発できればと思っています。


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